最もポピュラーな防水工事「ウレタン塗膜防水」とは?

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建物の雨漏りを防ぐだけでなく構造自体を守っているのが防水です。防水を建物の施す防水工事には、シート防水やアスファルト防水、塗膜防水など様々な種類があり、用途に応じて適した工法で施工されています。今回はその中でも、細かい作業が必要となる屋根やベランダ、歩行が可能な場所の防水に最適な塗膜防水のひとつ「ウレタン塗膜防水」についてご紹介したいと思います!

・ウレタン塗膜防水とは?

ウレタン塗膜防水は主剤と硬化剤を用いた防水法で下地に塗るだけで防水層を形成してくれます。

ウレタンは不定形材料なので、複雑な形状でも下地への馴染みがよく水密性にも優れているため、屋上やベランダなど施工場所を問わずどこでも使える工法です。

施工場所に物がある場合や、別素材の旧防水層がある場合でも、その上から施工できるので、旧防水層を撤去する手間や廃材も出ないため簡単に確実に施工でき、工期が短いうえにコストも比較的安価です。

また材料を塗るだけで防水が出来るので、簡単ですし軽量で継ぎ目がなく仕上がりも綺麗です。臭いや熱の発生、廃材が出ないと言う点でも環境に優しい工法として知られています。
しかし、現場での施工となるので職人の腕にかかっているような部分もあります。

塗膜厚が薄くなってしまうと、紫外線や熱によって劣化の進行が早くなります。そうなると伸縮に追従できず破れや亀裂が生じてしまう可能性が高くなります。

ですから、均等な厚さで塗布することや、定期的なメンテナンスでトップコートの塗り替えを行うようにして、紫外線による防水層の劣化を防ぐことが重要となります。

・ウレタン塗膜防水の2つの工法

ウレタン塗膜防水にはいくつかの工法がありますが、代表的なものは密着工法と通気緩衝工法の2種類です。
■密着工法
ウレタン防水材を塗布して補強布を張り付け、さらにウレタン防水材を塗りつけて防水層を下地に密着させる工法です。

ウレタン防水材は所定の厚さや硬さに仕上げるため、2層、3層と重ね塗りで仕上げます。密着工法は通気性がないため、下地に含まれる水分の影響を直接受けることになります。

そのため、膨れや破断の原因となるので雨漏り対策としては向いていません。しかし、コストパフォーマンスが良く工期が短いというメリットがあります。
■通気緩衝工法
通気緩衝シートを張り付け、その上からウレタン防水材を塗布する工法です。防水層が下地に密着しないため、通気性があり雨漏り対策にも効果的に使える工法です。

密着工法と比べると工事費は高くなり、工期も長くなりますが、膨れや破断を防ぐ点では有利な工法といえます。

・まとめ

ウレタン塗膜防水は複雑な形状でも下地への馴染みがよく水密性にも優れているという特徴から、最もポピュラーな防水工事として歩行部分も含め、様々な部分での防水工事に使用されています。

ウレタン塗膜防水の代表的な工法は密着工法と通気緩衝工法ですが、他にも何種類かの工法があります。

その場所に適した工事が行えなければ、防水層の劣化を早めたり、亀裂や膨れを生じさせたりするため、漏水を引き起こすことさえあります。

防水工事の種類だけでなく、工法の種類も適材適所のものとするために、防水工事は知識や経験が豊富な会社に依頼するようにしましょう!

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