フッ素って猛毒では?!塗料にしても大丈夫?健康被害は?

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スカイツリーや六本木ヒルズといった高層ビルによく使われているフッ素塗料ですが、フッ素といえば猛毒だと聞くこともありませんか?そんな物質を使った塗料って健康に問題ないの?と思われる方もおられます。そこで今回は塗料に含まれるフッ素について取り上げたいと思います。


・フッ素は猛毒!?

純粋な単体のフッ素(F2)元素は、淡黄緑色の気体で猛毒です。様々なものと反応を起こし金属などをボロボロにする力をもっています。フッ素は非常に酸化しやすいため、水に反応させるとフッ化水素や酸素と一部オゾンを生成し、水さえも燃やす力があるのです。

 

・フッ素塗料は健康に影響ないの?

そんな猛毒な物質だと知ると、塗料に入っていて大丈夫なの?と思いますよね。上記で見た通り、猛毒なのは単体の元素の状態です。特に人体や物を溶かすほどの反応の強さをもっているのは単体や「フッ化水素酸」の状態です。それに対して塗料として使われる「フッ素樹脂塗料」は、フッ素をプラスチックの原料であるオレフェンと化学結合した樹脂の状態です。この状態のフッ素は非常に安定しており一度塗膜として硬化したものは、触れても有害な反応を起こすことはありませんし、人体に付着したり溶け出すという危険はないので私達の健康に影響を及ぼすことはありません。
同じくフッ素樹脂を使っているものには、フライパンがありテフロン加工と言われている商品はフッ素樹脂で表面をコーティングしたものです。他にも歯磨き粉や緑茶など口にするものを含め、身の回りにのものにも化合されたフッ素が用いられていることからも、フッ素化合物の安全性が理解できるのではないでしょうか。

・フッ素樹脂塗料の弱点は?

フッ素樹脂塗料は260度以上の高熱に晒されると有害なガスを発生させるという弱点があります。ということは危険なのでは?と思うかもしれませんが、真夏の炎天下であっても外壁が260度もの高温になることはほぼありません。火災によって高熱に長時間晒された場合には危険がありますが、日常生活ではガスが発生することはないので心配ありません。しかも塗料として化合されたフッ素樹脂塗料の塗膜は不燃性の点でも他の塗料より優れているほどです。

・まとめ

フッ素元素は、猛毒で人体に影響を及ぼすほどの力があり危険なものです。しかし、塗料用にフッ素樹脂として化合されたものは安定した状態になり健康に影響を与えることはありません。むしろ、耐久年数が長く耐候性や防汚性などに特に優れた塗料として、高層ビルを中心に用いられています。しかし、フッ素の中には塗料のように化合された安全なものもあれば、危険な状態のフッ素もあるので、フッ素の状態によっては取り扱いに注意が必要なのは事実です。使い方や管理の仕方には注意しておきましょう。

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