外壁が剝がれてきた!塗膜剥離の原因は何?

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塗料には耐久年数があるので、劣化が起こります。塗料の種類によって劣化状態や年数は様々ですが、劣化による塗料の剥がれを完全に防ぐことはできません。しかし、その原因が劣化だけでない場合もあります。時には塗装後、1年ほどで剥がれてきたという場合もあります。塗装が剥がれる原因とは何でしょうか?


・塗膜剝離が起きる原因とは?

壁に密着すべき塗料が、皮のようにめくれポロポロと剥がれ落ちてしまう状態のことを「塗膜剥離」と言います。塗膜剥離になるのは、いくつかの原因が考えられます。

■施工不良が原因

施工不良が原因の場合、使用する塗料の塗装条件を無視して施工した場合や工程に問題があることが考えられます。例えば、大抵の塗料は湿度80%以上の場合は塗装を行わないように注意されていますが、湿度の高い雨の日に塗装を行うと仕上がりが悪くなります。また、塗料ごとに定まっている溶剤の希釈率を間違うと乾燥がうまく出来ずに塗膜に影響を与え剥離してしまいます。また、下地処理をしっかり行っていなかったという原因も考えられます。泥やホコリなどの表面の汚れをしっかり落とさずに異物が残った状態で塗装をすると剥離を起こす可能性が高まります。また、上塗りと相性の悪い塗料を下塗りに使用してしまうと互いに密着せずに剥離の原因となります。これらの原因は、正しい施工ができる業者であれば防げる問題なので、塗装業者選びが重要です。

■建物の劣化が原因

塗料の耐久年数を超えた外壁は、チョーキング現象が起こり始めどんなに施工が良くても、塗膜の強度が低下し塗り替えしなければ剥離してしまいます。また、塗装に問題がなくとも木造であれば劣化や湿度によって変形してしまいますし、鉄骨もサビが生じ始めると膨張します。劣化によって建物自体が変形してしまうと塗膜も伸び縮みして剥がれやすくなります。

■立地環境が原因

建物が建っている環境が原因の場合もあります。例えば海の近くに建っている場合は塩害によってサビが発生したり浸透してしまい、塗装の内側から膨れて塗装がめくれ上がってきやすくなります。また、寒い地域では凍害が原因でサイディングも剥離を起こしてしまい表面の塗装にも勿論影響を及ぼします。

・塗膜剥離が外壁に及ぼす影響

塗膜が剥がれてしまうと美観を損ねます。しかし、剥離が与える影響は美観だけではありません。剥離を起こすとその隙間から雨水が浸透しサビや腐食など構造部分にまで影響を及ぼしてしまうのです。また、剥離した部分塗膜が無くなるために紫外線を外壁材が直接受け、色あせや反りが起こります。剥離した部分をそのままにしておくことは、見た目だけでなく、建物自体の耐久性を左右する大きなダメージにつながる可能性があるので早めの補修が必要です。

・まとめ

塗膜剥離の原因は塗料の耐久年数を超え劣化してしまっただけでなく、施工不良や建物の劣化、塩害や凍害といった立地環境が原因となって塗膜剥離を起こすことがあります。外壁に剥離部分があると、構造にまで影響するほどの問題につながりかねないため早い修復が必要です。しかし、原因を理解していなければ、修復しても再び塗膜剝離を引き起こしてしまうかもしれません。原因に応じた修復を行わなければ意味がないでしょう。そして修復を行うことに加え、定期的に外壁をチェックするなどのメンテナンスも必要です。

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