世界標準のサッシは樹脂製?

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樹脂サッシ

サッシには「引き違い」「開き戸」「滑り出し窓」など、開閉のタイプによって、いろいろな形状がありますが、材質の種類は大きく分けて「アルミ」「樹脂」、アルミと樹脂でできている「複合」の3タイプが主流です。

特徴


アルミ

軽くて腐食に強く加工しやすいので、窓の形を問わず対応できます。しかも低コストなので、最も普及率の高いサッシ材料ですが、結露しやすく断熱性が低い所がデメリットです。

 

樹脂

熱伝導率が低く、断熱性が高いのが特徴です。結露も起こりにくいので、冬に窓際がひやっとなるコールドドラフト現象が起こりにくいので、寒冷地を中心に採用されています。デメリットはコストが高い点や、重さです。

 

複合

アルミの軽さと強度、樹脂の断熱性を併せ持つ特徴があります。価格はアルミ製と樹脂製の中間程度といったところです。樹脂製よりは断熱性が劣ります。

アルミサッシ


 

樹脂サッシが世界標準

省エネ基準の厳しい環境先進国では樹脂サッシの断熱性能が標準のようですね。

他国では、アルミサッシはあまり使われておらず、アルミと樹脂の複合サッシ製品は生産されていないようです。

 

2017年現在で、日本の樹脂サッシのシェアは10%という環境先進国から見ると驚きの低さです。

日本はアルミサッシ約60%、複合サッシ30%で合計90%がアルミと複合で占められています。

北海道では新築戸建住宅のほぼ100%が樹脂サッシだそうですよ。日本は南下するに従って樹脂サッシの普及率が極端に落ちています。

 

樹脂は耐久性が心配?

アルミと違って、樹脂だと耐久性が心配と思う方も少なくないと思います。

樹脂はポリ塩化ビニルで、地中の配管の材料にも使われている耐久性の高い材料です。

塩ビ樹脂そのものは50年以上の寿命ですが、サッシとなると使われ方や環境が影響します。樹脂サッシは1975年の販売開始以来、特に問題ないようです。

アルミサッシも30~40年くらい経つと、摩耗や部品の欠損などの劣化現象が出てきます。樹脂サッシも同じくらいもつと考えてよさそうですね。

なので、耐久性はあまり心配しなくても良いと思います。

 

どうして日本ではアルミが主流に?

昭和32年からのアルミサッシ国内生産が始まって以来、気密性の良さでそれまでの木製やスチール製サッシにとって代わって全国に広まり、サッシはアルミという概念が根付いたようです。樹脂サッシはというと、昭和50年から国内生産が本格化して、その断熱性能から寒冷地で販売が始まりました。

この20年の差が普及率の差となっているようですね。

現在は、大手各社さんが徐々に樹脂生産ラインを拡充させてきています。これからは一気にシェアが変化する可能性がありますね。

 


窓選びのポイント

窓はサッシだけでなくガラスの性能も重要です。

住宅の最大の開口部が窓です。窓から室内に入る熱は、夏場は約50%、冬場は逆に室内の約70%の熱が窓から逃げていきます。サッシとガラス次第で住宅の快適性は全然違います。窓には遮音の役割もあるので、お住まいの環境によって、断熱性や遮音性、コストなど、何が必要で何を優先するのかを明確にすることが大切ですね。

窓ガラスも、Low-E複層ガラスなどの気密性や断熱性をより高めるタイプのものがあるので、サッシと一緒にチェックしておいた方が良いですね。

 

窓リフォーム、外壁塗装

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