断熱材っていろいろあるの?

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断熱材はもともと北海道のような寒冷地から、必要性が認知され始めました。

近年では、エコロジー・エコノミーの観点も加わり、より「断熱材」に対する関心が高まっています。

断熱材の種類ですが、

大きく分けて「繊維系」と「発泡プラスチック系」の2種類に分けられます。

いずれも空気層を作ることで、外気温の影響を家の中に伝えないことが目的です。

今回は繊維系の現在主流となっている断熱材の特徴を解説してみます。

 

グラスウール

 ガラスを繊維状にした断熱材で、断熱材の中で50%以上のシェアがあります。原料の80%以上にガラス瓶などのリサイクルガラスが利用されており、且つ使用後のグラスウールも再利用が可能なので、環境負荷が少なくとてもエコな素材です。また、IARC(国際がん研究機関)から、ヒトに対して発がん性物質に分類されないと評価を受けています。30年近く性能が劣化してないことが確認され、ガラスという特性上、燃えにくく、万が一の火災の際にも有毒ガスが発生しません。ほかの素材と比べると圧倒的な価格の安さで、安全性と耐久性にも優れています。また、吸音性が高いのも特徴です。

 

[商品選択ポイント] 「R値」をチェック!

 ひとまとめにグラスウールと言っても、断熱性能には幅があります。厚く、密度が高いほど断熱性能が高くなります。断熱性能は「R値」と言う熱抵抗値の数値で表されます。数値が高いほど断熱性が高いので、商品を選ぶ際にはR値をひとつの目安として比較してみてはどうでしょう。

 

《特徴》

  • ガラスをリサイクルした断熱材
  • 低価格でエコ
  • 発がん性に分類されないと評価を受けていて、コーヒーよりも安全とか。万が一吸引しても問題は無い。

ロックウール

 高炉スラグや玄武岩、その他の天然岩石などを主原料として加工した鉱物繊維です。断熱材などに幅広く使われています。

 加工しやすく、さまざまな形状に対応が可能。湿気に強く、断熱性や保温性、耐火性、吸音性も高い繊維です。グラスウールのように密度による商品の違いがないので選びやすく、耐火温度もグラスウールが600℃~700℃なのに対し、ロックウールは700℃以上の高温にも耐えられます。デメリットとしては、グラスウールより重く、曲げや引っ張りに弱い点です。

 

《特徴》

  • 人造の鉱物繊維
  • 安価で断熱性が高く、耐火性に優れている
  • 保温性、吸音性が高い

セルローズファイバー

 天然の木質繊維を利用した断熱材の事です。新聞古紙などを主原料としており、環境に優しいエコ建材です。製造過程でも二酸化炭素などの有機物質を発生させず、消費エネルギーが少ないのが特徴です。欧米では断熱材の素材別シェアで最も利用率が高い素材です。

 環境に優しいだけでなく、断熱材としての性能に優れており、原料が紙であるにもかかわらず防火性能が高いのです。薬品による防燃処理がされた準不燃材料が国内で使われています。1000℃の炎でも表面が焦げるだけで、燃焼することはありません。

 さらに防音性も高く、断熱材として利用すれば、戸外の騒音や階上からの音の軽減に効果があり生活環境の向上に役立ちます。

 

[商品選択ポイント] 性能面とコスト面のバランスをチェック

 防火・撥水の性能に若干違いがあるので、性能面はしっかり確認しましょう。

 セルローズファイバーはコストが高い為、一般的なグラスウールと材料単価のみを比較すると10倍ほども違ってきます。しかし、性能がとても高いので、同一の断熱性能にした場合のコスト比較は2倍程度になります。性能面とコスト面のバランスをしっかり考慮しましょう。

 

《特徴》

  • 天然材料が主原料の木質繊維断熱材
  • 耐火性が高く、環境負荷も小さい
  • 繊維中に空気層が沢山あるので防音効果も高く、防音工事にも使える。

 

まとめ

それぞれの特徴をよくチェックして、使用する部屋や目的にあわせて選ぶ必要はあります。

 

 

 

断熱

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